ログアウトしますか?

人道的見地から行われた投与経験(日本人を含む海外データ)

ベクルリー製品情報 有効性及び安全性に関する試験

SARS-CoV-2による感染症患者を対象とした人道的見地から行われた本剤の投与経験

少なくとも本剤が1回以上投与されたSARS-CoV-2による感染症患者163例のデータが取りまとめられた。用法・用量は、投与初日に本剤200mgを、投与2~10日目に100mgを1日1回静脈内投与することとされた。医師の裁量で標準療法の実施が可能とされた。本剤の初回投与からの追跡観察期間の中央値は15日(範囲:4~44日)であった。
本剤の投与前後における酸素療法の状態は表1のとおりであり、47.2%(77/163例)の患者において酸素療法の状態の1段階以上の改善が認められた。死亡は20.2%(33例)に認められた。

表1 本剤の投与を受けた全体集団における臨床的改善(追跡調査期間の中央値:15日)

本邦において本剤が投与された9例(侵襲的換気8例、低流量酸素療法1例)について、酸素療法の状態の1段階以上の改善が6例で認められた。死亡は1例に認められた。

酸素療法の状態が不明であった1例が解析から除外された。
a) ECMO又は侵襲的人工呼吸器管理
b) 非侵襲的陽圧換気療法又は高流量酸素

ベクルリー点滴静注液100mg/ベクルリー点滴静注用100mg 添付文書2020年8月作成(第2版)

なお、本試験の主な選択・除外基準は下表のとおりであった。

主な選択・除外基準(2020年3月2日時点)

Royal College of Physicians: National early warning score NEWS 2: updated report of a working party London: RCP, 2017.
ベクルリー点滴静注液100mg/ベクルリー点滴静注用100mg 添付文書2020年8月作成(第2版)

本剤の投与を受けた163例のうち、50%(82例)の患者に有害事象注)が報告された。2例以上で報告された重篤な有害事象は呼吸不全(10例、6%)、急性呼吸窮迫症候群(3例、1.8%)、呼吸窮迫(2例、1.2%)、コロナウイルス感染(5例、3.1%)、敗血症性ショック(3例、1.8%)、肺炎(2例、1.2%)、敗血症(2例、1.2%)、急性腎障害(6例、3.7%)、腎不全(4例、2.5%)、低血圧(6例、3.7%)、多臓器機能不全症候群(3例、1.8%)であった。その他の有害事象は以下のとおりであった。

貧血、血小板減少症、播種性血管内凝固、正球性貧血、汎血球減少症、血小板増加症、心房細動、徐脈、急性心不全、心停止、心原性ショック、心筋症、上室性期外収縮、収縮機能障害、頻脈、下痢、悪心、異常便、便秘、血便排泄、嘔吐、発熱、悪寒、医療機器関連血栓症、末梢性浮腫、臓器不全、肝炎、アシネトバクター感染、ウイルス性肺炎、アシネトバクター性菌血症、アスペルギルス感染、カンジダ感染、気管内挿管合併症、注入に伴う反応、トランスアミナーゼ上昇、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加、肝酵素上昇、エンテロコッカス検査陽性、アミラーゼ増加、血中ビリルビン増加、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、血中クレアチニン増加、血中ブドウ糖増加、カンジダ検査陽性、腎クレアチニン・クリアランス異常、腎クレアチニン・クリアランス減少、体液平衡陰性、肝機能検査値上昇、酸素飽和度異常、喀痰異常、尿沈渣陽性、尿検査異常、白血球数増加、高ナトリウム血症、水分過負荷、高カリウム血症、代謝性アルカローシス、脳症、頭痛、代謝性脳症、ミオクローヌス、痙攣発作、譫妄、幻覚、不眠症、腎機能障害、血尿、腎損傷、腎尿細管壊死、尿閉、低酸素症、気胸、急性呼吸不全、失声症、呼吸困難、喀血、間質性肺疾患、胸膜肥厚、胸膜炎、肺塞栓症、肺線維症、呼吸性アシドーシス、発疹、そう痒症、皮膚乾燥、網状皮斑、点状出血、斑状皮疹、斑状皮疹状皮疹、蕁麻疹、深部静脈血栓症、出血、静脈炎

本邦において本剤が投与された9例について、有害事象注)は5例(腎機能障害、低血圧/心房細動/高ナトリウム血症/腎機能障害/肝酵素上昇/播種性血管内凝固/出血/血中ビリルビン増加/喀血/気胸、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加/アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加/アミラーゼ増加、高ナトリウム血症/肝酵素上昇/腎機能障害/ミオクローヌス/下痢/深部静脈血栓症/心停止、そう痒症)に認められた。

ベクルリー点滴静注液100mg/ベクルリー点滴静注用100mg 添付文書2020年8月作成(第2版)

注)本薬との因果関係は評価されていない。

要約

ベクルリーの人道的使用で治療を受けた最初の163名の暫定的データ

対象はSARS-CoV-2による感染症患者

  • 64%が侵襲的酸素療法(ほぼ半数が3日以上)、4%が体外式膜型人工肺(ECMO)
  • 約3分の1が70歳以上

結果

  • 死亡率は20%
  • 酸素療法の状態の改善は47.2%
  • 死亡率のデータは外部の対照集団と比べて良好でした。
  • ベクルリーを投与ではTriNetX リアルワールドデータ集団*より死亡率が低い傾向が認められました。
  • 傾向スコアによる調整及びIPTW法により死亡率の低下傾向は高くなりました。
  • 先行文献における重症患者の死亡率と比べて良好でした。

*:主に米国の医療機関のデータをもとに臨床情報サービスを提供するTriNetX社によるリアルワールドデータ集団 [N=153、男性76例(50%)、侵襲的人工呼吸器管理(ベースライン時)13例(9%)、死亡11例(7%)]。

安全性

本剤の投与を受けた163例のうち、50%の患者に有害事象が報告されました。5例以上報告された重篤な有害事象は呼吸不全(10例、6%)、低血圧(6例、4%)、急性腎障害(6例、4%)、コロナウイルス感染症(5例、3%)でした。

社内資料(承認時評価資料)

治療日数及び追跡観察日数

対象 SARS-CoV-2による感染症患者163例(日本9例:内訳は日本人4例、中国系アメリカ人2例、アメリカ人2例、不明1例)
方法 用法・用量は、投与初日にベクルリー200mgを、投与2~10日目に100mgを1日1回静脈内投与することとされた。医師の裁量で標準療法の実施が可能とされた。初回投与からの追跡観察期間の中央値は15日(範囲:4~44日)であった。

2020年3月14日以前に規定のベクルリー投与を開始した患者(予備的データ)

社内資料(承認時評価資料)

臨床結果

対象 SARS-CoV-2による感染症患者163例(日本9例:内訳は日本人4例、中国系アメリカ人2例、アメリカ人2例、不明1例)
方法 用法・用量は、投与初日にベクルリー200mgを、投与2~10日目に100mgを1日1回静脈内投与することとされた。医師の裁量で標準療法の実施が可能とされた。初回投与からの追跡観察期間の中央値は15日(範囲:4~44日)であった。

*: ①死亡、②入院かつECMO又は侵襲的人工呼吸器による管理、③入院かつ非侵襲的換気又は高流量酸素による管理、④入院かつ低流量酸素による管理、⑤酸素吸入を要しない入院、⑥活動制限がある状態の退院、⑦活動制限がない状態の退院

2020年3月14日以前に規定のベクルリー投与を開始した患者(予備的データ)
酸素療法の状態が不明であった1例が解析から除外された

社内資料(承認時評価資料)

最終報告時点の酸素療法の状態(ベースライン時の酸素療法の状態別)

47.2%の患者において酸素療法の状態の1段階以上の改善が認められました。臨床的悪化を示したのは24%でした。日本においてベクルリーが投与された9例(侵襲的換気8例、低流量酸素療法1例)について、酸素療法の状態の1段階以上の改善が6例で認められました。死亡は1例に認められました。

対象 SARS-CoV-2による感染症患者163例(日本9例:内訳は日本人4例、中国系アメリカ人2例、アメリカ人2例、不明1例)
方法 用法・用量は、投与初日にベクルリー200mgを、投与2~10日目に100mgを1日1回静脈内投与することとされた。医師の裁量で標準療法の実施が可能とされた。初回投与からの追跡観察期間の中央値は15日(範囲:4~44日)であった。

a)体外式膜型人工肺(ECMO)又は侵襲的人工呼吸器管理
b)非侵襲的陽圧換気療法又は高流量酸素

2020年3月14日以前に規定のベクルリー投与を開始した患者(予備的データ)
酸素療法の状態が不明であった1例が解析から除外された

社内資料(承認時評価資料)

主な安全性結果

対象 SARS-CoV-2による感染症患者163例(日本9例:内訳は日本人4例、中国系アメリカ人2例、アメリカ人2例、不明1例)
方法 用法・用量は、投与初日にベクルリー200mgを、投与2~10日目に100mgを1日1回静脈内投与することとされた。医師の裁量で標準療法の実施が可能とされた。初回投与からの追跡観察期間の中央値は15日(範囲:4~44日)であった。

2020年3月14日以前に規定のベクルリー投与を開始した患者(予備的データ)

*ギリアドの治験実施計画書に記載されている肝臓及び腎臓の臨床検査値に関するガイダンスに基づき投与中止となった5例及び死亡により投与中止となった4例を含む。 

社内資料(承認時評価資料)

パスワード変更のお願い

G-STATION -Lecture-はG-STATION Plusにリニューアルしました。
G-STATION -Lecture-で既に会員の先生方は、会員パスワードの再登録が必要となります。お手数ですが、こちらから再登録をお願いいたします。

医療関係者の皆さまへ

このサイトは、国内の医療従事者を対象にしており、
一般の方および国外の医療関係者に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。

  • このサイトでは、コンテンツ向上や、サイトの改善のためにCookieを利用しています。
    サイトを利用することで、Cookieの利用に同意するものとします。

医療関係者の方

製品に関する添付文書や
インタビューフォームなどをご利用いただけます。

特に関心のある分野をお選びいただきますと、
ご感心に沿ったコンテンツが優先的に表示されるようになります。

服薬患者様・一般の方

当サイトは医療関係者向けとなります。

患者様・一般の皆様は会員専用ページの閲覧および会員登録することができませんのでご了承ください。

会員登録される方

会員登録していただくと、
会員限定のWEB講演会がご覧いただけます。

  • 会員登録は、国内の医療機関にお勤めの医師・薬剤師などの医療関係者を対象とさせていただきます。
  • 肝臓領域コンテンツに一部会員制コンテンツがございます。会員登録して閲覧下さい。

会員の方

ID・パスワードをお持ちの方は、
こちらからログインください。