With コロナ時代のB型肝炎治療
HBV/B型肝炎
学会セミナー
- 日時
- 2022年8月26日(金)12:20~13:20
- 座長
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埼玉医科大学総合医療センター 消化器・肝臓内科 教授
名越 澄子 先生
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埼玉医科大学総合医療センター 消化器・肝臓内科 教授
- 演者
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東京大学医科学研究所 先端医療研究センター 感染症分野 教授
四柳 宏 先生
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東京大学医科学研究所 先端医療研究センター 感染症分野 教授
- 講演内容
- B型肝炎治療のプライマリーエンドポイントは肝細胞癌・肝硬変などの進展慢性肝疾患の予防である。
現在この目的で核酸アナログ製剤が用いられ、十分な効果が得られている。しかしながらB型肝炎ウイルスを肝細胞から排除することは容易ではない。
特に現在私たちが治療している慢性患者の多くは母子垂直感染により感染している。
こうした人では長期の感染により肝細胞中のウイルスプールが大きく、核内には複雑な組み込みも認められる。こうした例ではウイルス排除は極めて難しく、長期にわたる投与が必須である。
したがって効果に加え安全性が高い薬が望まれる。本セミナーでは現在の核酸アナログ療法を俯瞰するとともに今後のB 型慢性肝炎治療の方向性について皆様とご一緒に考えてみたい。
新型コロナウイルス感染症はオミクロン株の亜型が国内外で次々と登場し、感染を防止するのが困難な状況になりつつある。B型肝炎を含めた診療にも大きな影響がこの先及ぶものと思われる。現時点で今後を予測することは難しいが、できるだけ新しい情報提供ができればと思っている。
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https://hepatol29.jp/
製品情報
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