C型肝炎治療における今後の展望 ~エプクルーサの治療ベネフィットとは~
- 日時
- 2023年2月4日(土)12:10~13:00
- 座長
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東京女子医科大学 消化器内科 准教授
谷合 麻紀子 先生
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東京女子医科大学 消化器内科 准教授
- 演者
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埼玉医科大学 消化器内科・肝臓内科 助教
内田 義人 先生
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埼玉医科大学 消化器内科・肝臓内科 助教
- 講演内容
DAAs療法の登場により、HCVの抗ウイルス療法は飛躍的に向上し、我が国におけるHCVのeliminationも見えてきた。
2022年8月にソフォスブビル・ベルパタスビル(SOF/VEL)療法がC型非代償性肝硬変のみならず、未治療又は前治療歴のないC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善が適応追加となり、HCVに対するDAAs療法はパンジェノタイプの時代から、パンフィブロティックの時代へ突入した。そこで、当院におけるこれまでのC型慢性肝疾患症例に対する抗ウイルス療法を総括し、今後の抗ウイルス療法について患者のベネフィットを考慮した薬剤選択の観点から再考していく。
また、すでに多くのC型慢性肝疾患患者がDAAs療法によってウイルス排除を達成しているが、SVR達成後も肝機能が改善しない症例、肝発癌がみられる症例など少なからず存在する。これらC型肝炎ウイルス診療におけるSVR達成後の課題について、当院では門脈圧亢進症と肝機能の推移に関して検討を行った。
本講演では、これらの当院で得られた知見について紹介する。学会ホームページは、こちらからご閲覧いただけます。
https://jasbra2023.jp/
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