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製品基本情報

DI情報

ハーボニー配合錠は1日1回1錠、12週間の経口投与で治療を完了する抗ウイルス剤です。

警告・禁忌

警告

本剤は、ウイルス性肝疾患の治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される患者に対してのみ投与すること。

禁忌

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】

  1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 重度の腎機能障害(eGFR<30mL/分/1.73m2)又は透析を必要とする腎不全の患者(【薬物動態】の項参照)
  3. 次の薬剤を投与中の患者:カルバマゼピン、フェニトイン、リファンピシン、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品(「相互作用」の項参照)

ハーボニー配合錠添付文書(第7版)より

組成・性状

販売名 ハーボニー配合錠
有効成分・含量(1錠中) レジパスビル 90mg、ソホスブビル 400mg
添加物 結晶セルロース、乳糖水和物、コポリビドン、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、酸化チタン、マクロゴール4000、タルク、黄色5号アルミニウムレーキ
色・剤形 だいだい色のひし形のフィルムコーティング錠
外形
大きさ 長径 20mm、短径 10mm、厚さ 6.6mm、重さ 1,030mg
識別コード GSI・7985

ハーボニー配合錠添付文書(第7版)より

有効成分に関する理化学的知見

レジパスビル

一般名 レジパスビル アセトン付加物Ledipasvir Acetonate(JAN)
化学名 Methyl{(1S )-1-[(1R,3S,4S )-3-(5-{9,9-difluoro-7-[2-((6S )-5-{(2S )-2-[(methoxycarbonyl)amino]-3-methylbutanoyl}-5-azaspiro[2.4]hept-6-yl)-1H -imidazol-4-yl]-9H -fluoren-2-yl}-1H -benzimidazol-2-yl)-2-azabicyclo[2.2.1]heptane-2-carbonyl]-2-methylpropyl}carbamate monoacetonate
分子式 C49H54F2N8O6・C3H6O
分子量 947.08
構造式
性状 白色~わずかに着色した粉末
溶解性 ジメチルスルホキシド、エタノール(99.5)、メタノールに溶けやすく、アセトンに溶けにくい。
融点 融解する前に脱溶媒和する。
分配係数 log P=6.9 (1-オクタノール/pH7.4の緩衝液)

ソホスブビル

一般名 ソホスブビルSofosbuvir(JAN)
化学名 1-Methylethyl N -[(S )-{[(2R,3R,4R,5R )-5-(2,4-dioxo-3,4-dihydropyrimidin-1(2H )-yl)-4-fluoro-3-hydroxy-4-methyltetrahydrofuran-2-yl]methoxy}phenoxyphosphoryl]-L-alaninate
分子式 C22H29FN3O9P
分子量 529.45
構造式
性状 白色から微黄白色の粉末
溶解性 メタノール、アセトン、アセトニトリル又はエタノール(99.5)に溶けやすく、2-プロパノールにやや溶けやすく、酢酸エチルにやや溶けにくく、トルエン、ジクロロメタン又はへプタンにほとんど溶けない。
融点 約125℃
分配係数 log P=1.62 (1-オクタノール/0.15mol/L 塩化カリウム溶液)

ハーボニー配合錠添付文書(第7版)より

効能・効果

セログループ1(ジェノタイプ1)又はセログループ2(ジェノタイプ2)のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善

〈効能・効果に関連する使用上の注意〉
本剤の使用に際しては、HCV RNAが陽性であることを確認すること。また、肝予備能、臨床症状等により非代償性肝硬変でないことを確認すること。

ハーボニー配合錠添付文書(第7版)より

用法・用量

通常、成人には1日1回1錠(レジパスビルとして90mg及びソホスブビルとして400mg)を12週間経口投与する。

〈用法・用量に関連する使用上の注意〉
本剤は、有効成分としてレジパスビル及びソホスブビルを含有した配合錠である。本剤の有効成分であるソホスブビルを含む製剤と併用しないこと。

ハーボニー配合錠添付文書(第7版)より

ハーボニー配合錠の投与量

1日1回1錠を12週間投与

使用上の注意

1.慎重投与

B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者〔再活性化するおそれがある。〕(「重要な基本的注意」の項参照)

2.重要な基本的注意

  1. 本剤とアミオダロンの併用投与により、徐脈等の不整脈があらわれるおそれがあり、海外の市販後において死亡例も報告されていることから、本剤とアミオダロンの併用は可能な限り避けること。ただし、やむを得ず併用する場合には、患者又はその家族に対して併用投与により徐脈等の重篤な不整脈が発現するリスクがあること等を十分説明するとともに、不整脈の徴候又は症状(失神寸前の状態又は失神、浮動性めまい、ふらつき、倦怠感、脱力、極度の疲労感、息切れ、胸痛、錯乱、記憶障害等)が認められた場合には、速やかに担当医師に連絡するよう指導すること。また、併用投与開始から少なくとも3日間は入院下で適切に心電図モニタリングを実施し、退院後少なくとも2週間は患者又はその家族等が心拍数を連日確認し、不整脈の徴候の発現等に注意して十分に観察し、異常が認められた場合には適切な対応を行うこと。
    なお、アミオダロンを長期間投与した際の血漿からの消失半減期は19~53日と極めて長いため、本剤の投与開始前にアミオダロンの投与を中止した患者に対しても、上記の対応を実施すること。

    注) β遮断剤を投与中の患者、又は心疾患、重度の肝疾患を有する患者では、アミオダロンの併用により徐脈等の不整脈の発現リスクが増加するおそれがある。

  2. B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者(HBs抗原陰性、かつHBc抗体又はHBs抗体陽性)において、C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与開始後、C型肝炎ウイルス量が低下する一方B型肝炎ウイルスの再活性化が報告されている。本剤投与に先立って、B型肝炎ウイルス感染の有無を確認すること。B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者に本剤を投与する場合は、HBV DNA量等のB型肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意すること。

3.相互作用

レジパスビル及びソホスブビルはトランスポーター(P糖蛋白(P-gp)、乳癌耐性蛋白(BCRP))の基質である(【薬物動態】の項参照)。

(1)併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
リファンピシン(リファジン) 本剤の血漿中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。 これらの薬剤の強力なP-gpの誘導作用により、本剤の血漿中濃度が低下するおそれがある。
カルバマゼピン(テグレトール)
フェニトイン(アレビアチン)
セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品

(2)併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
制酸剤水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等 レジパスビルの血漿中濃度が低下し、レジパスビルの効果が減弱するおそれがある。 レジパスビルの溶解性は胃内pHの上昇により低下する。胃内pHを上昇させる薬剤との併用ではレジパスビルの血漿中濃度が低下する。
H2受容体拮抗剤ファモチジン等 レジパスビルの血漿中濃度が低下し、レジパスビルの効果が減弱するおそれがある。本剤と併用する場合は、H2受容体拮抗剤を本剤と同時に投与又は本剤投与と12時間の間隔をあけて投与すること(【薬物動態】の項参照)。
プロトンポンプ阻害剤オメプラゾール等 レジパスビルの血漿中濃度が低下し、レジパスビルの効果が減弱するおそれがあるため、本剤投与前にプロトンポンプ阻害剤を投与しないこと。本剤と併用する場合は、プロトンポンプ阻害剤を空腹時に本剤と同時投与すること(【薬物動態】の項参照)。
アミオダロン 徐脈等の不整脈があらわれるおそれがあることから、やむを得ず本剤とアミオダロンを併用する場合は、不整脈の徴候の発現等に注意して十分に観察し、異常が認められた場合には適切な対応を行うこと。 機序は不明である。
ジゴキシン ジゴキシンの血漿中濃度が上昇するおそれがある。本剤と併用する場合は、ジゴキシンの血中濃度のモニタリングを行うなど慎重に投与すること。 レジパスビルの腸管でのP-gpの阻害作用により、ジゴキシンのバイオアベイラビリティが増加する。
リファブチン
フェノバルビタール
レジパスビル及びソホスブビルの血漿中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。 これら薬剤のP-gpの誘導作用により、レジパスビル及びソホスブビルの消化管における吸収が低下する可能性がある。
テノホビルジソプロキシルフマル酸塩を含有する製剤 テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩を含有する製剤と本剤との併用により、テノホビルの血漿中濃度が上昇する(【薬物動態】の項参照)。 作用機序は不明であるが、テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩が基質となるP-gp及びBCRPに対するレジパスビルの阻害作用が関与すると考えられる。
ロスバスタチン ロスバスタチンの血漿中濃度が上昇し、横紋筋融解症を含むミオパチーの発現リスクが高くなるおそれがある。 レジパスビルのBCRP阻害作用により、ロスバスタチンのバイオアベイラビリティが増加する。

ハーボニー配合錠添付文書(第7版)より

4.副作用

C 型慢性肝炎患者又はC 型代償性肝硬変患者を対象に本剤の単独投与における有効性及び安全性を評 価した国内第3 相臨床試験2 試験において、288 例中55 例(19.1%)に副作用が認められた。主な副作 用は、頭痛9 例(3.1%)、悪心、便秘及びそう痒症各7 例(2.4%)並びに口内炎5 例(1.7%)等であった。 (効能追加承認時)

(1)重大な副作用

1)高血圧(頻度不明)
高血圧があらわれることがあり、収縮期血圧180mmHg以上又は拡張期血圧110mmHg以上に至った 例も報告されているので、投与中は血圧の推移等に十分注意すること。異常が認められた場合には投与を中止するなど、 適切な処置を行うこと。
2)脳血管障害(頻度不明)
脳梗塞、脳出血等の脳血管障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、 異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

(2)その他の副作用

以下のような副作用が認められた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。

器官分類 5%未満 頻度不明
感染 鼻咽頭炎
血液・リンパ系 貧血
神経系 頭痛
循環器 徐脈、房室ブロック、心房細動
消化器 悪心、便秘、口内炎、腹部不快感
皮膚及び皮下組織 そう痒症、発疹 血管性浮腫
その他 倦怠感 疲労

注) 発現頻度は、国内臨床試験成績に基づき算出した。自発報告又は海外の臨床試験において報告された副作用は頻度不明とした。

5.高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しており、既往歴や合併症を伴っていることが多いので、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与

  1. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
  2. 授乳中の婦人には投与することを避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。[動物実験(ラット)で、レジパスビルの乳汁中への移行が示唆されており、ソホスブビルの主要代謝物であるGS-331007の乳汁中への移行が認められている。]

7.小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

8.過量投与

徴候、症状 健康成人にレジパスビル120mgを1日2回10日間投与(59例)又はソホスブビル1,200mgを単回投与(59例)したときの有害事象の発現頻度及び重症度は、プラセボ投与時に報告されたものと同様であり、これら過量投与による有害な作用は確認されていない。
処置 本剤の過量投与に対する特別な解毒剤はない。過量投与の場合には、バイタルサインのモニタリングや患者の臨床状態の観察等の一般的な支持療法を考慮すること。レジパスビルは血漿蛋白との結合率が高いため血液透析により除去できる可能性は低いが、循環血液中のソホスブビルの主要代謝物であるGS-331007は、血液透析により53%が除去される(ソホスブビル400mgを投与した場合、4時間の血液透析により投与量換算で約18%)(【薬物動態】の項参照)。

ハーボニー配合錠添付文書(第7版)より

9.適用上の注意

薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

ハーボニー配合錠添付文書(第7版)より

包装

ハーボニー 配合錠:

製剤写真

横(長径) 横(短径)
長径:20mm
厚さ:6.6mm
短径:10mm
重さ:1,030mg

包装写真 28錠入りボトル


外箱(正面) ボトルと外箱(正面)
ボトル(正面) ボトルと外箱(側面)
ボトル(側面) ボトルと外箱(上から)
外箱:縦(W) 57.5mm × 横(D) 55.5mm × 高さ(H) 99mm ボトル:径 48mm × 高さ(H) 88mm

包装写真 14錠(7錠×2)PTP

個装箱(14錠) PTPシート(7錠)
個装箱:146mm x 70mm x 20mm(厚み)
PTPシート:65mm x 136mm

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