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ビクタルビ配合錠 エムトリシタビンの臨床および代謝データ

FTC 200mg1日1回投与によるウイルス抑制効果が検討されました(海外データ)

血漿HIV-1 RNA量のベースラインからの変化

11日間を通してのAAUCMB(average area under the curve minus baseline)において、FTC 200mg 1日1回投与群と3TC(ラミブジン)150mg 1日2回投与群の変化量には有意差が認められました(p=0.04、Student t検定)(主要評価項目)。

血漿HIV-1 RNA量 400 copies/mL以下あるいはベースラインから2-log10以上の低下を示した患者の割合

対象 血漿中HIV-1 RNA量5,000~10万コピー/mLで3TCおよびABC(アバカビル)治療未経験のHIV感染症患者81名
方法 ランダムにFTC 25mg、100mg、200mgの1日1回投与、3TC 150mgの1日2回投与に1:1:1:1に割り付けて10日間観察した。
主要評価項目 FTC 200mgの1日1回投与と3TC 150mgの1日2回投与のウイルス活性を比較するとともにFTCの投与量による安全性を評価する。
解析計画 対象例数は主要評価項目であるAAUCMBにおける2群間の差異を評価するため十分な検出力を考慮して設計された。治療を受けた10日間のAAUCMBを計算し、Student t検定を用い有意水準0.05として、HIV-1 RNA量の変化量の差異を評価した。
安全性 主な副作用はFTC群(n=60)で頭痛8例(13%)、悪心6例(10%)、食欲亢進4例(7%)等、3TC群(21例)で悪心2例(10%)、頭痛1例(5%)、無力症1例(5%)等であった。重篤な有害事象はFTC 25mg群で代償不全1例が認められたが治験薬との関連はないとされた。

Rousseau FS, et al.: J Infect Dis 2003; 188: 1652.
〔利益相反〕本試験はギリアド・サイエンシズ社より支援を受けている。
本論文の著者の一部はギリアド・サイエンシズ社の完全子会社であるTriangle Pharmaceuticals社の社員である。
通常、成人にはエムトリシタビンとして1回200mgを1日1回経口投与する。なお、投与に際しては必ず他の抗HIV薬と併用すること。

FTCと3TCを含むレジメンによるウイルス学的失敗例におけるNRTI耐性変異の頻度が分析されました(in vitro

多変量解析では、FTCの使用〔3TCに対して(OR=0.32、p=0.04)〕、TDF(テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩)の使用〔チミジンアナログに対して(OR=0.47、p=0.05)〕がM184Vの発現頻度を有意に減少させることが示されました。

抗HIV治療経験者の治療失敗例(初回レジメンでの治療失敗例も含む)におけるM184Vの発現頻度

対象 HAARTによる治療が失敗したHIV-1 B-subtype感染症患者352名
方法 血清サンプルを用いてHIVジェノタイプ分析を行い、野生型からの変異部位を調べた。
評価項目 3TCおよびFTCに関連する耐性変異の頻度をレジメンごとに計算した。
解析計画 各レジメンの耐性変異の頻度の比較はχ2検定を行った。

Svicher V, et al.: J Acquir Immune Defic Syndr 2010; 55: 336.

FTC反復投与後における活性代謝物エムトリシタビン 5'-三リン酸(FTC5'-TP)の細胞内濃度半減期は、平均39時間でした

FTC反復投与後のPBMC内エムトリシタビン 5'-三リン酸(FTC5'-TP)濃度(健康成人、外国人データ)1

定常状態におけるFTC5'-TPのピーク濃度は平均2.5(範囲 : 1.5-3.5)pmol/106 cells、トラフ濃度は平均0.51(範囲 : 0.32-0.82)pmol/106 cellsでした。また、PBMC(末梢血単核細胞)内のFTC5'-TP濃度は投与後120時間(最終PBMCサンプリング)まで測定可能でした。PBMC内のFTC5'-TP半減期は平均39(範囲 : 29-56)時間でした。

方法 健康成人男性5名に対し、試験第1日に200mgのFTCを投与した後、定常状態に達するよう、試験第3~10日の8日間、FTC200mgを1日1回反復投与した。試験第11日に薬物動態の評価のため、14C-FTCを含むFTC200mgを投与した。PBMC内のFTC5'-TP濃度測定のために、試験第11日の投与前および投与1、3、6、9、12、24、48、72、96、120時間後に血液を採取した。FTC5'-TP濃度測定は液体クロマトグラフィー質量分析法(LS/MS/MS)により行った。

1. Wang LH, et al.: AIDS Res Hum Retroviruses 2004; 20 : 1173.
〔利益相反〕本研究はギリアド・サイエンシズ社より支援を受けている。本論文の著者はギリアド・サイエンシズ社の社員である。
2. Wilson JE, et al.: Antimicrob Agents Chemother 1993; 37 : 1720.

5. 効能又は効果に関連する注意(抜粋)
5.2 本剤による治療に当たっては、患者の治療歴及び可能な場合には薬剤耐性検査(遺伝子型解析あるいは表現型解析)を参考にすること。

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