LTTSが重要である理由
PLWHの平均余命は改善しています1(海外データ)。
HIV陽性者またはHIV陰性者の全平均余命*
- ● 現在、高所得国のPLWHは、 近代的なARTにより、余命をより延ばしています1
- ● 2000年から2016年にかけて、PLWHの平均余命はさらに18年延びました1
- ● 2018年、米国のPLWHの51%は50歳以上でした2
‒ この人口統計は、2018年の新規HIV診断の17%を占めています
特にPLWHは長生きするため、個人の健康の様々な側面を考慮に入れる必要があります1
目的 | ケアにアクセスできる成人において、HIVの状態による寿命と無病息災年数の差を定量化する。 |
対象 | 2000年1月1日から2016年12月31日まで、カリフォルニア州北部と南部、ワシントンDC、メリーランド州、バージニア州の中部大西洋岸にあるKaiser Permanenteの医療センターで1:10にマッチさせたHIV感染者39,000人と非感染者387,785人の保険加入成人。HIV感染者については、CD4細胞数500/μL以上でARTを開始した者を対象とした。 |
方法 | このマッチドコホート研究において、データの解析は、2019年9月1日から2020年3月31日まで行った。主な成果・指標は平均余命、および慢性肝疾患、慢性腎疾患、慢性肺疾患、糖尿病、癌、心血管疾患などの主要な慢性合併症のない期待年数。 |
- *
2000~2016年にHIVに感染した成人(21歳以上)のコホート研究(n=39,000)から収集したデータ。これらの予後は、21歳時の平均余命をもとに算出した。
HIV, human immunodeficiency virus; ART, antiretroviral therapy; PLWH, people living with HIV.
1. Marcus JL, et al.: JAMA Netw Open 2020;3(6):e207954.より作図 著者にギリアド・サイエンシズ社より支援を受けている者が含まれます。
2. HIV.gov:Aging with HIV(2021年5月17日更新)https://www.hiv.gov/hiv-basics/living-well-with-hiv/taking-care-of-yourself/aging-with-hiv#(2023年3月24日閲覧)
継続的なケア:4番目の目標としてHRQOLの向上が提唱されました1。
新たに提唱された4番目の目標:良好なHRQOL1,3
これらの治療目標を達成するには、アウトカムの改善に焦点を合わせた患者中心の包括的アプローチをとることが必要
ART, antiretroviral therapy; HIV, human immunodeficiency virus; HRQOL, health-related quality of life; UNAIDS, Joint United Nations Programme on HIV/AIDS.
1. Lazarus JV, et al.: BMC Med 2016;14(1):94.より作図
2. UNAIDS:Prevailing against pandemics by putting people at the centre. World AIDS Day Report(2020)より作図
https://aidstargets2025.unaids.org/assets/images/prevailing-against-pandemics_en.pdf (2023年3月24日閲覧)
3. Safreed-Harmon K, et al.: Lancet HIV 2019;6(12):e869-e877.